ここでの『連動パワー』とは、バーベルエクササイズを示し、『分離パワー』とは、ダンベルエクササイズを示します。
ウェイトトレーニングで、大胸筋トレーニングを例に代表的なエクササイズと言えば、『ベンチプレス』と『ダンベルプレス』などが上げられます。
ここでは限定的に、ベンチプレスを例に上げて話を進めていきます。
どちらも多関節運動の連動なのですが、バーベル状では両手で握った力がしっかりと繋がり、より増幅され力を発揮します。バーベルに対しダンベルは、両手が分離しての挙上運動になるので、力が増幅されずバーベルと同様の重量を挙げる事は出来ません。
これをNarcisは、『連動パワーと分離パワー』と呼んでいる訳です。
例として、ベンチプレス100kgを最大1回挙上出来るとして、ダンベルプレス片方50kg×2の同重量の挙上は無理であり、最大片方35kgがいいところです。
ダンベル50kgが挙上可能になると、大まかですがベンチプレスでは140kg程挙上可能になってきます。
マルチケーブルギアは、この連動パワーと分離パワーを利用して、『ダンベルでは挙上が厳しいウエイトを連動パワーで最大収縮させ、ストレッチさせる際に、手を放し分離させることで個々のターゲット部位への負荷は、分離状態では挙上することが厳しいウエイト負荷がターゲット部位へ掛かります。
分離エクササイズのみでは、限界点が来てしまうと、無理やりなチーティングを利用しがちになり、スピードが上がるにつけ、関節への負担が増幅してきます。ギアエクササイズでは、様々な利点を利用して実践エクササイズをお試し頂きたいのです。
そこで、『基本的な考えとして』挙上時に筋肉への刺激が感じられやすい負荷回数6回80%〜15回50%を選択して、バーベル化させ連動パワーを利用しチーティングを使わずしてトップポジションまで挙上し、ストレッチ時に分離させることでトップポジションでは、設定負荷はダンベル化したことのより、高負荷と変化して最も効果的な最大ストレッチをターゲット部位へ与えられる様にし『筋肉に厳しく関節に優しい』理想的なエクササイズを実践可能にした訳です。